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LOCARI(ロカリ)

【青森】苔と渓流、新緑に癒やされる。奥入瀬渓流ホテル by 星野リゾート 滞在記

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四季折々の絶景に出会える「奥入瀬渓流ホテル by 星野リゾート」へ

新緑がきらめく森を歩き、渓流のせせらぎを聞きながら温泉に浸かる。そんな自然に癒やされる時間を過ごせるのが、青森県・十和田市にある「奥入瀬渓流ホテル by 星野リゾート」です。

奥入瀬渓流沿いに建つ唯一のリゾートホテルとして知られ、春は鮮やかな新緑、夏は涼やかな渓流、秋は紅葉、冬は雪景色や氷瀑と、一年を通して違った表情を見せてくれます。

十和田湖から流れ出す奥入瀬渓流は約14km。日本国内に生息する約1,800種類の苔のうち約300種類が生息し、2013年には日本蘚苔類学会から「日本の貴重なコケの森」にも選ばれています。

ホテルでは、「車で通り過ぎるだけではなく、立ち止まって自然を見てほしい」という思いから、苔さんぽや渓流オープンバスなど、奥入瀬の魅力をより深く知ることができる体験が充実しています。

今回は、新緑がもっとも美しい季節に宿泊し、客室露天風呂や苔さんぽ、渓流オープンバスなど、この時期ならではの奥入瀬を満喫してきました。

新緑と渓流を眺める「渓流露天風呂」

奥入瀬の自然を間近に感じる特等席

ホテルに到着して最初に向かったのは、「渓流露天風呂」

目の前には鮮やかな新緑が広がり、聞こえてくるのは渓流のせせらぎだけ。八甲田山から湧き出る温泉に浸かりながら、奥入瀬の自然を間近に感じられる贅沢な時間。

新緑の季節も素敵ですが、冬の奥入瀬もまた格別!白銀の景色に包まれる中、渓流露天風呂では目の前に天然の氷瀑が広がる冬季限定の「氷瀑の湯」が楽しめます。

新緑とせせらぎに包まれる「渓流スイートルーム」

「渓流と過ごす、ごほうび。」がコンセプト

今回宿泊したのは、120㎡の「渓流スイートルーム」

「渓流と過ごす、ごほうび。」をコンセプトにしたラグジュアリーな室数限定客室で、大きな窓の向こうには奥入瀬渓流の景色が広がります。

室内には天然木を使ったダイニングテーブルやローテーブルが置かれ、客室にいながら自然のぬくもりを感じられる空間に。キッチンも備わっているので、長めの滞在にも心地よく過ごせそうです。

寝室は2部屋あり、それぞれにベッドが2台ずつ。片方の寝室には洗面台も備わっているため、家族旅行や三世代旅行、友人同士のグループ旅でも気兼ねなく使えます。ソファやエキストラベッドを追加すれば最大6名まで宿泊できるので、大人数でのご褒美旅にもぴったりです。

テラスで過ごす時間まで旅の思い出に

窓を開けると、聞こえてくるのは渓流のせせらぎ。目の前を流れる奥入瀬渓流と新緑を眺めながらぼんやり過ごしていると、時間の流れまでゆっくりになったような気がします。観光へ出かけるのがもったいなく感じるほど、お部屋で過ごす時間そのものが特別でした。

冷蔵庫のドリンクで乾杯

冷蔵庫には、百年木の香のりんごジュース、kimoriシードル、奥会津天然炭酸の水、奥入瀬ビール、ミニシャンパンなどが用意されています。

※仕入れ状況や時期により内容が変更となる場合がございます

追加料金を気にせず楽しめるので、テラスに座ってビールやシードルで乾杯するのもおすすめ。渓流の音を聞きながら味わう一杯は、旅先ならではの贅沢なひとときでした。

好きな時間に楽しめる客室温泉

客室温泉には、八甲田山麓から湧き出る青森の「猿倉温泉」のお湯を使用しています。湯船には温泉成分による湯花が浮かんでいました。日中は新緑と渓流を眺めながら、夜は渓流の音を聞きながら温泉へ。時間を気にせず何度でも入れるのは、客室露天風呂ならではです。

客室の中にも広がる苔の世界

お部屋では、ブナ・シダ・カツラの3種類の苔玉を楽しめます。ベッドボードには本物の苔を使った壁画があり、客室の随所に奥入瀬らしい自然を感じる工夫が散りばめられています。

さらに、お部屋のお菓子には、星野リゾートオリジナルの「緑の苔ショコラ」も。

緑色の苔のような見た目ですが、中は甘酸っぱい青りんご味のショコラ。30℃以上でも溶けにくく、お土産としても人気を集めているそうです。

渓流を眺めながら過ごせる「渓流-BASE」

散策の前後に立ち寄りたくなる癒やしの空間

西館2階にある「渓流-BASE」は、奥入瀬渓流をより深く楽しむためのパブリックスペース。

中央にあるのは、岡本太郎の遺作となった大暖炉「河神(かしん)」。奥入瀬渓流の水しぶきが水の妖精「ニンフ」へと姿を変えていく様子を表現した作品で、自然の力強さを感じる存在感に思わず足を止めてしまいます。

大きな窓の向こうは新緑と渓流が広がり、ラウンジではハーブティーを片手に読書を楽しめます。自然や苔にまつわる本も並んでいて、散策前に知識を深めたり、散策後に余韻に浸ったりと、思い思いの時間を過ごせます。

自然とアートが調和する空間

東館ロビーには、岡本太郎が手がけたブロンズ製の大暖炉「森の神話」も。鳥やきのこ、森の妖精たちが共生する様子を表現した作品で、高さ約8.5mの存在感は圧巻。館内を歩きながら、奥入瀬の自然とアートの両方に触れられます。

お土産選びも楽しみのひとつ

ショップには、苔玉やランプなど奥入瀬らしいアイテムが並びます。

さらに、客室で味わった奥入瀬ビールやkimoriシードル、りんごジュース、りんご和紅茶なども販売されているので、「あの味をもう一度楽しみたい」という方にもおすすめです。

奥入瀬の自然を味わう「おいらせこけ玉氷」

渓流を眺めながら味わう、この季節だけのご褒美

新緑を眺めながらいただいたのは、「おいらせこけ玉氷」

奥入瀬渓流を歩いていると目にする、苔に覆われた岩をイメージしたかき氷です。抹茶とハーブが香るふわふわの氷は、見た目もまさに小さな苔玉♡スプーンを入れると、中から岩盤を表現したブラウニーやクランブルが現れます。ほんのりスパイスが効いていて、想像よりも後味はすっきり!真夏の食欲がない日でも、さっぱり食べられそうです。

トッピングで、自分だけの苔玉氷に

好きなものを少しずつ重ねていくと、自分だけの苔玉氷が完成!

野鳥をイメージしたクッキーとナッツ、樹木の種子を表現したチョコパフ、芽吹きを表現したフレッシュハーブ、植物が土へ還る様子をイメージしたヨーグルトソース、湿度をまとった苔を表現したわらび餅などが並びます。見た目のかわいさだけでなく、奥入瀬の自然の成り立ちまで感じられるかき氷でした。

青森りんごキッチンで味わう、りんごと青森グルメ

りんご尽くしの空間へ

夕食は、ビュッフェレストラン「青森りんごキッチン」へ。青森県産りんごを使った料理が並ぶだけでなく、館内にはりんごをモチーフにした照明やオブジェも飾られ、レストラン全体がりんご一色♡

新鮮な野菜やりんごメニューも充実

野菜コーナーには、みずみずしいミニトマトやロマネスコ、グリーンサラダなどが並び、すりおろしにんじんドレッシングでさっぱりといただけます。りんごのポテトサラダや、りんごとまぐろのポキ風サラダ、鶏肉とりんごのクリーム煮など、「こんな組み合わせもあるんだ」と驚く料理もたくさん!りんご王国・青森らしいアイデアが詰まったメニューばかりでした。

席に着くと、まずは青森県産りんごで造られたシードルで乾杯。りんごの爽やかな香りとすっきりした味わいで、最初の一杯にぴったりでした。

青森の郷土料理を少しずつ

ビュッフェ台には、せんべい汁や蒸しほたて、いか焼き、なまこ酢、焼きしめ鯖など、青森ならではの郷土料理がずらり。

南部地方や津軽地方の郷土料理も日替わりで登場するそうで、一度にさまざまな味を楽しめるのも魅力です。

海鮮コーナーでは、漬けまぐろ、サーモン、いくら、甘エビを好きなだけ盛り付けて、自分だけの「のっけ丼」に。

少しずついろいろな料理を味わえるのが、ビュッフェならではの楽しさです。

ライブキッチンは何度でも立ち寄りたくなる

ライブキッチンでは、ローストビーフや鉄板で焼き上げるみずだこ、ほたてを出来たてで提供。香ばしい香りに誘われ、つい何度も足を運びたくなります。

そして外せないのが、スタッフが目の前で仕上げる「あつあつアップルパイ」。焼きたてのパイにソフトクリームを添えるのが定番ですが、LOCARI編集部のおすすめは、りんごチップスをトッピングする食べ方。サクサクのパイ、とろりと甘いりんご、ひんやりとしたソフトクリームに、りんごチップスの食感がアクセントに。

飲み比べもデザートもりんご尽くし

ドリンクコーナーでは、王林・つがる・ふじの3種類のりんごジュースを飲み比べできます。

香り豊かな王林、やさしい甘さのつがる、甘みと酸味のバランスが良いふじ。同じりんごでも味わいが異なるので、飲み比べてみると違いがよく分かります。

食後には、焼きりんごほうじ茶や青りんご煎茶、りんご和紅茶などのお茶も用意されています。中でも焼きりんごほうじ茶は、香ばしいほうじ茶に焼きりんごの甘い香りがふわっと広がり、LOCARI編集部お気に入り♡ショップでも販売されていたので、お土産にもおすすめです。

※時期により、提供内容や食材の産地が異なる場合があります。

渓流スイート宿泊者限定の特別朝食

お部屋で迎える、少し贅沢な朝

翌朝は、渓流スイートルーム宿泊者限定の特別朝食をお部屋でいただきました。

レストランへ向かう準備を急がなくてもいいのは、お部屋朝食ならでは。窓いっぱいに広がる新緑を眺めながら、ゆっくりと一日をスタートできます。りんごジュースやりんごジャム、りんごのフルーツなど、青森らしいりんごメニューが朝から満喫できました。

スモーブローが主役の朝食

主役は、色鮮やかな野菜をたっぷり使ったスモーブロー(北欧風オープンサンド)。まろやかな豆乳ソースが野菜のおいしさを引き立て、朝から野菜をたっぷり食べられるうれしい一皿。

熱々のキッシュやスープも付いていて、見た目以上の満足感!目の前に広がる新緑を眺めながらいただく朝食は、この客室だからこその特別な時間でした。

※時期により、提供内容や食材の産地が異なる場合があります。

足元に広がる小さな世界へ。「苔さんぽ」

歩く速度をゆるめるだけで景色が変わる

奥入瀬を訪れたら、ぜひ体験してほしいのが「苔さんぽ」。通常30分ほどで歩ける約1kmのコースを、渓流コンシェルジュと一緒に2時間以上かけてゆっくり歩きます。「車で通り過ぎるだけでは気付けない景色を見てほしい。」そんなホテルの思いが詰まったアクティビティです。

ルーペでのぞくと、まったく違う世界が見えてくる

歩き始めてすぐ、ガイドさんから教えてもらったのは、「苔には木のような根がない」ということ。岩や木の表面など土のない場所でも育ち、長い年月をかけて森を育んできた存在なのだそうです。

ルーペをのぞくと、それまで同じ緑にしか見えなかった苔が、ひとつひとつ違う表情を見せてくれます。

光に透かすとステンドグラスのように輝く苔、水を含んだ胞子が小さなきのこのように見える苔など、その繊細な姿に夢中になってしまいました。

思わず立ち止まってしまう「苔雫」の美しさ

特に印象に残ったのは、苔の上に残る小さな水滴。

ルーペ越しに見ると、宝石のようにきらめき、「苔雫」と呼ばれるのも納得の美しさでした。

倒れた木にも新しい苔が広がり、その上でまた植物が育っていく様子を見ると、奥入瀬の森が長い年月をかけて少しずつ育まれてきたことを実感します。

途中では、甘い香りを漂わせる朴の木の花にも出会い、歩くたびに新しい発見がありました。奥入瀬渓流には、日本国内に生息する約1,800種類の苔のうち約300種類が生息しているそう。足元へ目を向けるだけで、それまでとは違う景色が見えてくる。そんな体験ができる時間でした。

ホテル目の前の「石窯ピザオルトラーナ」へ

焼きたてを味わうランチタイム

ランチはホテルの目の前にある「石窯ピザオルトラーナ」へ。新鮮な野菜のビュッフェと、石窯で焼き上げる薄焼きピザが人気のお店です。りんごとシナモン、納豆と油揚げ、きんぴらごぼうなど、少し珍しい組み合わせのピザも並び、どれにしようか迷う時間も楽しみのひとつ。

注文すると焼きたてをハーフ&ハーフで提供してくれるので、いろいろな味を少しずつ味わえます。具材たっぷりのきのこピザや、和風の納豆ピザも人気ですが、LOCARI編集部のお気に入りは長芋とにんにくのピザ。香ばしい生地との相性が抜群でした。

渓流オープンバスで巡る奥入瀬渓流

緑のトンネルを走る開放感

旅の締めくくりは、「渓流オープンバスツアー」。屋根のない2階建てバスに乗り込み、奥入瀬渓流の見どころを巡ります。

出発前にはダウンを貸してもらえるので、少し肌寒い日でも安心。

バスが走り始めると、風がそのまま森を抜けてきて、頭上には新緑が広がります。遊歩道とは違う高さから眺める景色は新鮮で、まるで緑のトンネルの中を走っているようでした。

十和田湖から始まる奥入瀬渓流

ツアーでは、奥入瀬渓流の始まりとなる十和田湖へ。

透き通るような湖面を眺めながら、この水が約14kmの奥入瀬渓流へと流れていくことを知ると、これまで見てきた景色が一本につながったような感覚になります。風が強い日には湖面に白波が立ち、湖の表情もまた印象的でした。

バスだからこそ出会える景色

石ヶ戸や阿修羅の流れ、千筋の滝、雲井の滝など、奥入瀬を代表する景勝地を巡り、今回のツアーでは全部で14本の滝を見ることができました。屋根のないバスだからこそ見上げられる滝や、木々の高さ、鳥のさえずり、エゾハルゼミの鳴き声まで、森を全身で感じられるのがこのツアーの魅力です。

ガイドさんによると、奥入瀬の地盤は約76万年前の火山活動によって生まれたもの。上流には何百年もかけて育った大きな木々が立ち並び、中流から下流では20〜30年ほどの若い森が広がっています。

同じ渓流でも少しずつ景色が変わっていくことを知ると、何気なく見ていた森がより奥深く感じられました。

苔と渓流、新緑に癒やされる奥入瀬の旅へ

客室で渓流を眺めながら過ごす時間も、温泉に浸かる時間も、苔を眺めながら歩く時間も、それぞれ違った形で奥入瀬の自然に触れられた2日間。

ホテルに泊まるだけではなく、森を歩き、渓流の音に耳を傾け、足元に広がる小さな苔の世界に目を向ける。ほんの少し歩く速度をゆるめるだけで、いつもとは違う景色に出会えました。

新緑はもちろん、紅葉や雪景色の季節にもまた訪れたくなる。四季折々の自然に癒やされる旅を探している方に、ぜひおすすめしたいホテルです。

施設名 :奥入瀬渓流ホテル(半角アキ)by(半角アキ)星野リゾート
所在地 :〒034-0301 青森県十和田市大字奥瀬字栃久保231
電話 :050-3134-8094(星野リゾート予約センター)
客室数 :181 室・チェックイン:15:00/チェックアウト:12:00
料金 :1 泊 25,100 円〜(2名1室利用時1名あたり、税込、夕朝食付)
アクセス:JR 八戸駅から車で約1時間30分(無料送迎バスあり・要予約)

information
TEL
05031348094
営業時間
チェックイン時間: 15:00 チェックアウト時間: 12:00
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この記事のライター

星野リゾートは、「旅を楽しくする」をテーマに、旅の目的や過ごし方に合わせて「星のや」「界」「リゾナーレ」「OMO(おも)」「BEB(ベブ)」「LUCY(ルーシー)」の6つのブランドを中心に国内外に71(国内66、海外5)施設を運営しています。