08.20Thu/木

LOCARI(ロカリ)

服をきれいに並べても探しづらいのは理由がある。整理収納アドバイザーが教える【4つのタイプ別収納法】

整理収納アドバイザーの三條凛花です。服をきれいに並べているのに、なぜか「あれ、どこだっけ?」と探してしまうことはありませんか。私も以前、夫のクローゼットを色別に整えたところ、「わかりにくい」と不評でした。実は、服を探すときに、何を手がかりにするかは人それぞれです。自分に合う方法がわかれば、服選びがラクになり、片づけも続けやすくなります。今回は、4つの並べ方をご紹介します。

合う並べ方は人によって違う

いまから10年以上前のことです。

夫のクローゼットを「色別」に並べ替えたことがありました。白、グレー、黒……とグラデーションになるように並べていくと、見た目がとてもすっきりしたように思えました。

ところが、夫からは「どこに何があるかわからないから、服の種類で分けてほしい」と不評だったのです。また、片づけの本をいろいろ読んでいたら、「高さ別」にする方法もあることを知り、試してみました。でも、これもしっくりきませんでした。

そこで気づいたのが、「探しやすい並べ方」は人によって違うということでした。

「探しやすい」は人それぞれ。服の並べ方にもタイプがある

色別のイメージ

私は、色別に並んでいると服を探しやすいタイプです。

たぶん、コーディネートを考えるときの最初の一歩が「色」だからなのだと思います。ラッキーカラーを選ぶように今日の1色を決める。すると、「それに合う色はどれだろう?」と組み合わせが決まりやすくなるのです。

特に、当時は乳児を育てていたので、服もカジュアルなものばかり。スーツを着る機会もありませんでした。

一方、夫が休日に着る服は、「同じ型」のデザイン違いが多いことにも気がつきました。「シャツ」か「Vネックのトップス」のようなイメージ。服を選ぶときの起点が「どちらの型にしよう?」から始まるため、色ごとに並べてしまうとわかりにくいのだと感じました。

並べ方には絶対の正解はなく、その人が何を手がかりにして探すかが大切なのだと考えるようになりました。

 

「あれどこ?」が増えるなら、並べ方を変えてみる

服を選ぶときの手がかりと、収納の並べ方が合っていないと、目的の服を探しにくくなり、コーディネートを考えるのに時間がかかることがあります。だから、目的の服を探すために、何枚も取り出してしまうことがあるのです。そんなことを繰り返しているうちに、クローゼットの前が散らかってしまうことも。

そこで、私がよく紹介している4つの並べ方を、それぞれ試してわかった特徴とともに挙げてみます。

1. 色別収納

色別

色をグラデーションになるように並べます。色からコーディネートを考える人に向きます。考えにくいときは、左が黒、右が白というように決めておくと便利です。

2. 高さ別収納

高さ別

同じくらいの高さの衣類を近くに置き、グラフのような曲線になるように並べます。丈の長い服と短い服が分かれてスペースができるため、下部の空間を活かしたいときに向きます。

3. カテゴリ別収納

カテゴリ別

トップス、ボトムスなどのカテゴリ別に並べます。スーツや制服といった組み合わせが決まっている服を収納するときや、トップスまたはボトムスのいずれかからコーディネートを考える人に向きます。

4. コーデ完成収納

コーデ完成収納

コーディネートが完成した状態で収納します。朝、服を決める時間を短縮できます。ただし、すべての服をコーディネートごとにかけて収納するには、コーディネートに組み込まない服を別に収納するスペースも必要です。スーツや制服といった組み合わせの決まった服がある人、畳んで収納する人、服が少ない人に向きます。

並べ方はいつ変えてもいい

冒頭で10年以上前のお話をしたのには、理由があります。

それは、今の私は「色別収納」をしているとは言えないからです。

似合う服を選ぶようにしていたら、私自身も夫のように「服の型」が決まってきました。20代から30代になるにつれて、ワンピースを減らしたことや、ワンルームのマンションから戸建て住まいになり、クローゼットにゆとりができたことも大きいです。

自分と環境が変わったら、今までの分け方だとわかりにくくなってしまったのです。

だから、まずは「カテゴリ」でざっくりと分けます。トップスは、そのまま着る服と羽織る服で分けています。ボトムスは、スカートかパンツかではなく、コーディネートの雰囲気に合わせて甘めと辛口で分けます。

甘口と辛口のボトムス

でもカテゴリごとにまとまっているだけだと、色を手がかりに服を選ぶ私にとっては、視線があちこちに動いてしまいます。そこで、カテゴリごとに分けたうえで、その中をさらに「色別」に並べています。
左が濃い色、右が薄い色になるので、どこからどこまでが同じカテゴリの服かわかりやすいのも気に入っています。

カテゴリ>色別収納

2段階式の並べ方は、一見手間に思えるかもしれません。でもひと目でぱっと組み合わせが決まるので、朝は迷いません。また、自分の好きな並びで整ったクローゼットを見ると、とてもすっきりした気持ちになれるので、自然と手が動くようになりました。

服の並べ方はいつ変えても大丈夫。自分や環境が変わったタイミングで、散らかるようになったら見直すと、朝の迷う時間を減らすことができます。家族それぞれの「探しやすい」を見つけることが、使いやすいクローゼットへの近道なのだと思います。

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この記事のライター

ママ向けメディアを卒業した方へ。ママでも妻でも嫁でもない「自分」の人生を楽しむためのエールになる記事を配信中。人生に一度立ち止まって向き合う40代、50代の女性に向けて、「健康・美容」「キャリア」「家事の負担」「人間関係」などの潜在的な悩みを解決し、日々の暮らしを楽しむためのヒントをお伝えします。